ENcourage - トロント在住 純日本人英語講師のブログ。

- 新卒2年で大手貿易会社を辞め、トロントでM.A.TESL取得・ILACで正社員英語講師→自分でESLビジネス

「英語を話そうとする」ことは、なぜ美しいのか。 - Why I think trying to speak English is in itself beautiful


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( 日本語は下へ! )

 

Hi, my name is Takuya. I'm a Japanese English teacher, and I moved to Toronto, Canada on September in 2017. Here is a little bit of my background.

 

In Japan, most schools have strict dress codes that determine every aspect of our appearance from uniforms to hair color and style.

 

If one day you decided to come to school with your hair dyed, your parents would be called and you would be immediately summoned to the teacher’s office, where you would be reprimanded and reminded the importance of following the rules.

 

To this day, I remember one of my junior high school teachers dragging a student down the hall by his hair and forcing his head under a running hallway sink. He had learned that the student was using hair wax, and had taken it upon himself to remove it forcibly.

 

At that time, nobody was really surprised. This was just another example of the extent to which we, as Japanese people, have to obey the rules set forth by society.

 

It’s no surprise then that our studies were similarly strict. During English classes, we studied grammar, read and wrote, learning to speak from teachers who spoke faulty English with thick accents. We studied without ever really being asked to speak our minds or question what we were doing.

 

In a system where students who were shy and obedient were praised as polite and humble, being creative and expressive with how you speak was a totally alien concept.

 

Knowing this, what would you say to someone learning English who looks really shy, but seems like they, are really trying their best?

 

Would you still really say “Come onnnn don’t be shyyyy!”..?

 

We have to keep in mind that it’s hard to judge a person’s efforts and dedication without understanding how one’s cultural background makes it difficult to totally relearn how to communicate.

 

The reason that Japanese people struggle with English is largely linked to a fear that comes with a total lack of experience communicating in English throughout our lives.

 

That is why whenever I communicate with English learners, I think of my past self who trying his best, but was struggling to express himself in English.

 

To see someone trying their best is in itself inherently beautiful. That’s why I love talking to people in English. I’ve realized through my own experiences that trying to communicate in a second language, is in and of itself, already an accomplishment.

 

As someone who is a teacher and yet still a student, I am always striving to better understand the struggles of English learners,  admire their efforts, motivate them and guide them to help them accomplish their goals.  That is, my mission!

 

 

5年前アメリカに留学した時、

そして今トロントに移住して初めて、
こちらでは髪の色も、服のスタイルも自由なことを体感した。
そしてそれら見た目の多様性(自由度)と、
勤勉さや学習のパフォーマンスがあるかを、

完全に分けて考えていた。

 

例え髪をピンクに染めていても、

授業後は図書館に残ってマメに勉強し、

最優秀生として学校を卒業した友達も、いる。

 

僕の海外経験は、5ヶ月のアメリカ語学留学と、9ヶ月のカナダ滞在経験だ。

現在は、トロントの語学学校ILACで、正社員英語講師として、働いている。

 

僕は、それ以外、

人生のほとんどを日本で過ごしてきた。

 

中学、高校も、皆同じ制服を着るし、

髪を染めた生徒は呼び出され、
不適切な行為として親に報告をされていた。

 

ある日、ヘアワックスを付けてきたクラスメイトの一人が、担任に髪の毛を掴まれながら、

廊下の流しで無理やり髪を濡らされているのも、見たことがある。

 

その時、僕を含めた周りの皆は、

「あぁ、あいつバレちまったよ」と思うだけだった。

誰も、その担任の行為を咎める人なんて当たり前のようにいない。

 

 

この話をトロントのカナダ人の友達に伝えたら、彼女は真っ青な顔をしていた。

そんな事「なぜ周りが止めないんだ」と。

 

彼らは、見た目の統一性と、

学生としての学びのパフォーマンスを、

完全に分けて考えているようだった。

 

そうしてその時僕は、

 

「あ、外から見たら恐ろしい程、

 文化に影響された考え方をしていたのかもしれない。」

 

と思った。

 

日本の英語の義務教育はどうだろうか。


英語のクラスの宿題は、

毎日見開き1ページ単語をなんども書かされるのが宿題だった。

まるで漢字の練習をするように。

 

違う特徴を持つ違う言語に対して、

日本語に近いアプローチで練習をした。

 

これをやり続けたのは、

「宿題」という規則の中の義務だったから。

 

そこに意味はあったのか? 

 

と問いただす事はなく、

「とりあえず」やらないと、

規則を破ってしまう。

規律を乱してしまう。

だから続けたんじゃないかとまで思った。

 

そうして実際クラスを

乗り切ってきたことも何度もある。


義務教育の英語のクラスで、

僕らはどれくらいスピーキングの練習をしただろうか。僕の場合はほぼ、

 

ELTの先生 1人 vs 40人 日本人生徒

 

もしくは、

 

日本人の先生 1人 vs 40人 日本人生徒

 

だった。

 

誰もが英語の機会に圧倒的に慣れていない環境だった。

 

とりあえず科目としてこなすだけなので、

リスニング、スピーキングの生きた空気感には慣れない。

 

発音良く話そうとするのも恥ずかしい。

うまく発音しようとして、バカにされたので、

日本語訛りの英語で文章を朗読していた。

 

1コマ1時間ちょっとを何回か授業するだけで、

「生きた英語を活発に話させる」なんて、先生への負担は甚大だったと、

今英語講師を何年かやってきて、痛感する。

 

ELTの先生は、

日本人のバックグランドを

必ずしも知らない中で、英語を大人数に同時に教える環境だっただろうな。

 

僕は正直、義務教育だけを通して、

生きた「話せる英語」は学べなかったと言い切れる。


なぜなら英語という科目で、

宿題や課されるタスクをこなすような

「ルールにただ従ってきた」から、

 

よりルールから少し外れて、

 

クリエイティブになる事が大切になる

本物の「英会話」という場面で、

何をすれば良いか分からなくなっていった。

 

「英会話の実践訓練すらしてしなくていい」学校という環境に、

長い、長い人生の時間をかけて、ゆっくり、深く順応していった人間が、

 

突然英語をいきなり話すことが、

どれほど、難しく、大変なことか、

 

それは僕ら日本人にしか、わからない。

 

「英語」=「違う文化のコミュニケーションスタイルを自分に取り入れた言語ツール

 

という感覚を体に叩き込むことが、

 

僕ら英語と真逆のコミュニケーションスタイルを持つ日本人にとって、

どれほどつらく、難しいことか。

 

だから、僕は日本でほとんど人生を過ごしてきて、5年前に留学した英語を話そうとした時、

恐怖や言葉の壁、不安が付きまとった。

 

それでも、僕みたいなのと同じように、

言語の壁を感じながらも、

「英語を話せるようになりたい」と、

勉強しようと自分を奮い立たせようとする方、実際に勉強されている方は、

日本に、本当に数え切れないほどいると思う。

AEONで英語講師として働いていた時もそう確信した。

 

 

「英語を話そうとする」ことは、美しい。

 

なぜなら、英語を話す訓練をするような教育を、

人生を通して受けていない人の方が、多いと僕は思っていて、

 

だからそれが怖かったり、不安になるのは、

体に染みついている事だから、当たり前だ。

 

にも関わらずその恐怖や不安を感じながらも、

普段使う手っ取り早い日本語というツールを押しのけて、

自分で自分の背中を押して、

振り絞って、英語を話そうとするんだ。

 

これだけで、立派な達成じゃないか。

 

話そうとしてるだけで、

そこに尊敬されるべき素晴らしい価値があるじゃないか。

 

どのレベルにいる英語話者だって、

それを第二言語とする限り、

必ずゼロから始めたはずだから、

 

誰かの英語をけなすというのは、 

 

過去の自分の英語をけなしているのと、

 

同じことだから、僕は絶対にしない。 

 

むしろ僕が先生としてできる事は、

 

いつも生徒と話すときに彼らへの最高のリスペクトと、

 

温かい歓迎を持って、彼らの英語を聞き、導くこと。

 

過去の自分が、英語を話すときに言葉に詰まったり、

 

意味が伝わらない恐怖や不安を持ってきた事を、思い出しながら、

 

学習者目線で、おれはこれからも、ずっと、英語を教えていく。

 

勇気を知り絞って英語を話そうとしてるすべての人は、 最高にかっこいい、最高に誇りを持てる事をしてる

ということを、

 

僕は英語を教えながら、これからも、証明してゆきたい。

 

それが、僕の、人生。 

 

 

純ジャパ アカペラ英語講師 Takuya 

 

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純ジャパの僕が5ヶ月の留学でも英語力をここまで伸ばせた2つの理由。#ちか友留学生活 - How I Could Improve My English Skills In Five Months -



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